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​​例会参加者の声

​20歳代の声

子どもの頃から社会人になる今まで,学校や職場で障害のある家族のことを話せる場がありませんでした。家庭の中で話そうとすると,私の伝えたい思いと親の思いに大きな差があり,言い合いになることやますます悲しい気持ちになることも多くありました。
この会は,自分の思いを共感してもらえる唯一の場所です。また,他の人の話を聴くことで「自分だけじゃないんだ」と思うこともできました。同じ立場の人に出会うって,とても心が軽くなってすてきなことだな~と感じます。(20代,妹の立場,兄が自閉症)

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漠然としていた将来への不安がフッと軽くなりました。同じような立場で,同じような思いを経験している方と話せて,うれしかったです。普段知る機会のない情報を知ることができたのもうれしかったです。また機会があれば,ぜひ参加したいです。(20代,姉の立場,弟が自閉症)

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きょうだい児として今後どうやって生きていけばいいかわかりませんでしたが,公的支援があることを知り,また先輩方の知識を借りて,なんとなく道筋が見えてきました。
障害者の介助役として「いい子」であることを求められ,障害児のことを悪く言うことも許されなかった抑圧された自分の心がわかりました。
1人で抱え込まなくてよいとわかって,とても気持ちが楽になりました。
自分がアダルトチルドレンであることがわかりました。(20代,姉の立場,妹が重度のダウン症)

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「自分の体験した出来事,気持ち,家族関係は,誰にも絶対に理解できない」という思いをずっと抱きながら,いつも周りの同年代に対して壁一枚隔てたような感覚で大人になるまで過ごしてきました。弟や母親を支えることだけを考えて生活していた10代~20代前半だったので,彼らが「もう大丈夫」になったとき,自分には何もないと感じてきつかったです。そういうことを初めて話せて,共感してもらえて,とても救われました。自分の人生,この先どんな風に生きていきたいかな,と考えていくなかで勇気をもらえています。(20代,姉の立場,弟が小児がん)(2014.8.12追加)
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​30歳代の声

「きょうだい会」,もっと早くに参加できればよかったと思いますが(小中学生の頃),大人になった今になってでも出会ってよかったと思います。いろんなホンネをいったり,聞けたり,アドバイスをいただけたりしています。(^^) (30代,姉の立場,弟が聾(聴覚障害)

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精神的につらかった時期にこの会を知り,例会に参加しました。ほかの参加者の話を聞きながら,涙が止まりませんでした。
妹の分も,自分ががんばらなきゃいけない,私が人一倍がんばって,妹の分も補って余りあるくらい,がんばらなきゃいけないと思っていた自分に,気づくことができました。
社会人になった今でも,頑張りすぎて息苦しくなることがありますが,いざとなったら,また例会に参加して,大泣きして,すっきりしてリセットしようという,安心感があります。もう5年近く,例会には参加していませんが,この会をお守り代わりに思っています。(30代,姉の立場,妹が自閉症)(2014.8.12追加)

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最初は緊張しましたが,参加してみると同じ境遇の方々がたくさんいることを実感しました。きょうだいとして考えたり思っていることをお互いに話したり聞いたりできる場であります。参加も発言も自由な雰囲気ですので,参加した後には仲間がいるんだという支えができました。(30代,妹の立場,兄が脳性まひ)(2014.8.12追加)

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弟が子供のうちは、特に(弟の障害に起因する)不都合や辛い感情を持つことは無く、あまり気にしていなかった。しかし弟は高校生になった頃から、感情をうまく処理できずに家族への反発や問題行動が顕著になった。そうなるにつれ、弟の自立や将来のことが不安になったり、自分自身への影響(交際者からネガティブな感情を持たれ、破局したり…)も顕在化するなど、悩みを持つようになってきた。
しかし、差別を恐れて、この悩みはごく親しい友人と家族以外には言うこともできず、悶々とする日々が続いていた。そんな時にインターネット上でこの会の存在を知り、例会に出させてもらうようになった。
そして例会に出ることで、自分と同じ立場や悩みを抱えた人間が世の中にはたくさんいること、そしてそれぞれが悩みを抱えつつも、前向きに悩みと向き合い、元気に生きていることも知ることができた。例会での活動を通じ、自分自身に自信が出てきたことが功を奏したかは分からないが、現在は結婚をすることもでき、1歳の子供を持つこともできた。今は育児が忙しく例会になかなか出られていないが、会の存在には本当に感謝している。(30代,兄の立場,弟に知的障害)(2014.9.1追加)

​40歳代の声

辛かったことなど,そんな思いをしたのは自分ひとりじゃなかったんだと思ったことが大きかったです。
自分ともちゃんと向き合っていけるようなきっかけができました。
私は口ベタでちゃんと伝えられなくても,他の方々のお話で助けられたことが多かったです。たとえば,きょうだいだって幸せになってもいいんだよ…と言われてすごく楽になったりしました。
(40代,妹の立場,兄が難聴(聾唖)と視覚障害(網膜の病気))

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他の人の意見を聞くことで自分の立場を客観的にみることができました。
親の期待に応えられない自分,きょうだいのことが好きになれない自分をずっと責めてきましたが,自分が悪いのではないと思えるようになってきました。(40代,姉の立場,妹が知的障害を伴う自閉症)
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二人姉妹で,姉が障害をもっているので,他のきょうだいもおらず,同じような立場の人と話しができることが,成人になるまで全くなかった。「母の会」等はあるのにどうして「きょうだいの会」はないのかと寂しく思っていた。
色々なケースがあるので全てのケースに同調できる訳ではないが,自分ひとりではない,と知ることができるだけでも心強かった。なかなか障害をもったきょうだいのことを普通の友達に話せることもなかったので,思う存分,不満も愚痴も言えることがありがたかった。
自分やきょうだい,家族の年齢のステージの応じて,心配事は変わってくると思うが,いざとなったらきょうだいの会で相談させてもらえると思い,心強く感じている。
世代を超えて,年下の「きょうだい」についてもかかわることが将来できたらと思っている。(40代,妹の立場,姉に重複障害/知的障害と聴覚障害)(2014.8.12追加)

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​50歳代の声

40年以上,「きょうだい」として「きょうだい」の人たちと出会うこともなく,過ごしてしまいました。参加して,来てよかったと思いました。
時代は変わりましたが,私にも支えが必要で,逆に私も何か力になれたらと思います。(50代,姉の立場,弟が知的障害を伴う自閉症)

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